2006年04月24日(月)

<近しい人の自殺> [自死遺族]

画像(320x240)・拡大画像(640x480)

代表の阿部です。


 今回は実際のデータを見ながら、道東の自殺について考えてみたいと思います。

 また、身内に限らず職場や近所、友人関係、学校などで自殺が起こっても、周りの者に深刻なつめ痕を残すことについても考えてみたいと思います。

 私は個人的に「自殺で遺された人のケア」の大切さを知っています。
 それはもちろん自身の経験がベースになっています。
 (私は母親、義弟、祖母、友人を自殺で亡くしています)



ここで道東の「自殺」のデータを見てみましょう。


保健所別の1993年〜2002年までの10年間

※市町村によって人口が違うのでSMR(100が全国平均)それと比較して、ばらつきで誤った判断を下さないよう配慮されています。


 <管 轄>  <データ>    <データ>    <SMR>

 帯広保健所  男 556人   女 305人    108.9

 釧路保健所  男 436人   女 184人    108.9

 中標津保健所 男  94人   女  40人    124.2

 根室保健所  男  45人   女  20人     92.7

 網走保健所  男 126人   女  66人    109.4

 北見保健所  男 258人   女 119人    102.9


(北海道における主要死因の概要5 財団法人 北海道健康づくり財団発表) 

※SMRで見ると全国平均より多いのが分かります。
 特に中標津は多いです。


 <各男女の合計>


 帯広保健所 861人

 釧路保健所 620人

 中標津保健所134人

 根室保健所  65人

 網走保健所 192人

 北見保健所 377人


 自殺が1件起こると、身近な人間で<ケア>が必要とされる人は最低5〜6人と言われています。

 単純にでは、6人をかけてみましょう。


 帯広保健所管内  861×6=5,166人

 釧路保健所管内  620×6=3,720人

 中標津保健所管内 134×6=  804人

 根室保健所管内   65×6=  390人

 網走保健所管内  192×6=1,152人

 北見保健所管内  377×6=2,262人


 これだけ何だかの心のケアの必要のある人が居るという計算になります。

 いかがですか?



 身近な人が自殺で亡くなると、遺された関係者にはさまざまな影響が起こりうるのは以前の記事でも書かせて頂きました。

 
 遺された関係者の方々の中にはうつ病を発症されるケースも少なくありません。
 また、不安障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発病されることもあります。


 以下にこころの科学(日本評論社)「自殺が起きた後の対応」高橋祥友著の論文から紹介させて頂きます。


  ◎眠れない
  ◎いったん寝付いてもすぐ目が覚める
  ◎恐ろしい夢をみる
  ◎自殺した人のことをしばしば思い出す
  ◎知人の自殺の場面が目の前に現れる気がする
  ◎自殺が起きた事に対して自分を責める
  ◎死にとらわれる
  ◎自分も自殺するのではないかと不安でたまらない
  ◎ひどくビクビクする
  ◎周囲にベールがかかったように感じる
  ◎やる気がおきない
  ◎仕事(勉強)に身が入らない
  ◎注意が集中できない
  ◎些細なことが気になる
  ◎わずかなことも決められない
  ◎誰にも会いたくない
  ◎興味がわかない
  ◎不安でたまらない
  ◎ひとりで居るのが怖い
  ◎心臓がドキドキする
  ◎息苦しい
  ◎漠然とした身体の不調が続く
  ◎落ち着かない
  ◎悲しくてたまらない
  ◎涙があふれる
  ◎感情が不安定になる
  ◎激しい怒りにかられる


 <他者の自殺に影響を受ける可能性のある人>

  ●自殺者と強い絆があった人
  ●精神障害にかかっている人
  ●これまでに自殺を図ったことのある人
  ●第一発見者、搬送者
  ●自殺者と境遇が似ている人
  ●自殺が起きたことに責任を感じている人
  ●葬儀で特に打ちひしがれていた人
  ●知人の自殺が生じた後、態度が変化した人
  ●さまざまな問題を抱えている人
  ●サポートが十分に得られない人


道東にもこれだけの自殺が実際に存在していますが、自殺で遺された人のケアはほとんどなされていないのが現状です。

田舎であればあるほど、自殺は恥ずかしい事とされ無かった事のように、伏せられがちです。

また家族内でも、その話題にしっかり向き合えるというのはかなり難しいものと思います。

家族メンバーそれぞれが、自分のせいだと感じている事も決して珍しくありません。
職場で起こった自殺も、関係者がそれぞれ自分のせいなのではないかと感じている事も多々うかがえます。


ケアとしては精神科にかかって薬物療法を受けるも良し、
カウンセリングや心理療法などを受けるのも効果的だと思います。
また、同じ様に自殺で大切な人を亡くした人たちの<グループ>に参加し、
話を聴いたり、自分の話をしたり、自分だけではなく同じ思いを抱えている人と出会うのも大きな意味を持ちます。


道東でも、自殺で遺された人のためのケアが出来るように少しづつ体制を整えています。


一人で抱えていず、少しでも楽になりませんか?



大切な人を自殺で亡くし遺された人のためのグループは
4月28日(金)13:00〜中標津町しるべっとで開催されます。
各種心理療法やカウンセリング、グループ療法などは1年半後、私が開業いたします。


まだ時間がかかりますが、自助グループなどに参加されていくのもとてもいいと思います。

また、職場や学校などで自殺が起こった場合、遺された関係者のグループに専門家が入りケアをするという事が必要です。
徐々に道東でも根付いて行く事を望んでいます。








自殺って言えなかった。

自殺って言えなかった。

家族の自殺が遺された者にどのような影響があるのか手記を読み理解して頂けるものがあると思います。(ノンフィクション)

Posted by abe at 19時19分   Comment ( 14 )

コメント

言葉のパワー

地球より重いと言われている命が 自殺によってこんなに失われて現実に驚きました。  心のケアといわれても 専門家が少なく、  うつとDRから診断されても
釧路まで 元気のない身体で往復するのは  実際大変なことのようです。
遠い国イラクのタメに 何億もの税金が使われているなら  そのお金を 心のケアのタメに使ってもらえたら
多の命が救えるのにと思います


言葉って言い方ひとつで 人の心をナイフのように傷つけてしまうパワーがあるとおもいます。でしたらその言葉のパワーで人の心を  どんどん元気にしていきたいとおもいます。小さいことからコツコツと取り組んでいる阿部さんを  応援しています。


人は一人だと「ヒト」人と人の間で生きるから
人間というそうです  by  小林正観





  

2006年04月25日 10時01分 [削除]

代表の阿部です

コメントありがとうございます。


 道東で起きている自殺の実態を理解して頂けたようでとても嬉しいです。

 実際に多い多い、遺された人の問題も大変なのですとお伝えしても限界がありますが、数字で表すと皆さん理解を深めて下さいます。

 「言葉の持つパワー」大きいでしょうね。

 例えば

 「小さいことからコツコツやっている阿部さんを応援します」という言葉の持つパワーは私にとってエネルギーとなります。

 反対に、

 「小さいことをやっても無駄だと思います」と言われたとしたらどうでしょう???
  それは「否定」というものになり言われた私はとても悲しく
  なってしまうでしょうね。
  エネルギーが一時期凹んでしまうかもしれません。

 国の体制の事ですが
 こころのケアにもっと国で体制を整えて欲しいという要望はずいぶんあるようですよ。
 アメリカはカウンセリング6回まで保険がきくそうです。
 日本には無い制度です。
 しかし日本の現状はこころのケアの必要性がとても高まっていると思います。

 経済に関しては知識が薄い私ですので、何も言えませんが、何とか国単位で体制を整えて頂きたいと思います。

 

2006年04月27日 09時28分 [削除]

お約束

夢のようなお話ですが 私が億万長者になりましたら
必ずFFCの  スポンサーになることを  お約束
いたします。 

   笑   (^^)

2006年04月27日 12時39分 [削除]

代表の阿部です。


心強いお言葉ありがとうございます。
億万長者・・・・首を長くして待たせてもらいます(笑)

このブログを開設してから相談の件数が更に増えていますが、この分野の必要性を再確認しています。

億万長者になるのに時間がかかりそうでしたら、政治家っていうのはいかがでしょう?補助金交付とか、悩める人はセラピーやカウンセリングを受けるのに助成金交付してくれるとか、色々保証する内容の取り決めを作ってもらえたら少し世の中に変化があるかも!!(^^)

2006年04月27日 21時17分 [削除]

初めまして、美優と申します。2008年秋の西尾先生の2DAYワークとその後の授業を全て聴講したものです。

ひと月ほどまえに知人を自死で失い、思うにまかせてネットをさまよっていたところ、先日こちらのサイトを見つけました。

読み進んでいるうちに、初恋の相手でもあった従兄の自死が、自分を苦しめている一つの元凶ではないかと思いいたりました。思春期の頃のできことでもあり、その後乖離しながらの、不登校、様々な依存、そして時を経て、育児ノイローゼから心理療法にかすかに繋がることができています。

もしかしたら安部さんとは、西尾先生の授業でお会いしているかもしれません。その不思議を思うと、カコの様々な思いを押しとどめておくことが難しく、コメントという形でのカミングアウトをさせていただきました。

東京在住というある意味では恵まれ、またある意味では不幸な環境に居ります。今年の西尾先生のワークは受付方法が変わったらしく、確実に受けられるかどうか不安なところですが、安部さんの活動を知り救われたように感じています。

私は億万長者になりFCCNを支援することは、斉藤クリニックとIFFの起業者でありヒプノセラピストでもある某先生の見立てでは無理とのことなので‥、こちらの活動を必要な方へ知らせるお手伝いをしてゆきたいと思っております。

こころの傷を受け入れシェアし合う場づくりをつくり続けるという途方もない夢を、いつも念頭に置きながら頑張っている美優です!

いつの日か、北海道へも癒されに伺いたいです。

安部さんのご活動をかげながら応援させてくださいませ。

美優 2009年05月17日 17時50分 [削除]

美優さんへ

コメント大切に読ませていただきました。
代表の阿部です。

そうですか!西尾先生の色々参加されたのですね。
私も毎年秋にはガッチリ東京滞在をして色々なものに出まくって自己を高めるようにしています。
きっとどこかの会場でご一緒させて頂いている可能性は大きいですね。

ネット上で当センターに行きついて頂けたことも感動しました。
こんな田舎に住んでひっそり活動している組織ですが今はネット社会で全世界と繋がることが可能な世の中ですもんね(遠い目)

最近、近しい方を自死で亡くされたのですね。
色々な思いを感じられることと思います。
また
読み進めていくうちに
思春期の頃の喪失のことも思い起こされたようで
元凶なのかなとも感じられてらっしゃるようですね。

私も似たように当時は鈍磨していたので分かりませんでしたが
子供を産んでから影響を自覚し
今に至っています。

思春期の喪失もとても深い影響を与える可能性があると
経験上も思っています。

今自死遺族関連の論文を手掛けているのですが
たくさんの自死関連の資料を見て
また複雑な気持ちになっています。

自殺による深刻な影響が国内で毎年200万人と自殺対策支援センターライフリンクでは発表しています。

以前私も論文の中に書きましたけど
この実態はあまり知られていないことなのですが
今の日本の現状でもあります。

毎年「私のような経験の人」が200万人ですよ。
危機的ですよね。


さて
億万長者の件、無理って??
へ?ヒプノセラピストで?斎藤クリニック??
状況把握できていませんが

人生分からないですよね。何が起こるか。
もしなったら是非寄付お待ちしています(喜んで自死関連の事業に使わせて頂きます)
私も夢を捨てずに頑張っています。
私も自分の著書や絵本の売上などから自死遺族サポート関係に寄付していくことも夢の一つです。
今は毎月のちょびちょび寄付ですが、もちろんいつかは多額の寄付を夢見ています!!

さて

西尾先生のWSの申し込み方法が変わったのですか
そりゃ参加できるか不安になりますね。

10月8日に一応北海道の阿寒湖畔温泉でも西尾先生の1DAY癒しのWSを開催しますので
是非北海道まで足を延ばしてくださいませ。
近くなりましたらHP上に記事をアップいたします。

abe 2009年05月18日 10時18分 [削除]

abeさま

私のつたないコメントにも丁寧に応じてくださり、どうもありがとうございます。その後、おかげさまで西尾先生の東京でのWSもなんとか受けることができました。IFFの自動返信メールの微妙な不備があり、それを訂正するメールをなぜか受信しそびれてしまったことからの誤解でした。

誤解し、そして不安から疑心暗鬼にとりつかれたように感じふるまうことのある自分も、自死遺族としてありうることなんだと受け入れることは辛いことですが認めようと思います。


今年、従兄の命日に人づてですがお金を包んで仏壇にお供えしてもらいました。30年近くたって、初めてお弔いの気持ちを表現しました。そのお宅から家族で守ってきた田畑でとれた作物が届きました。電話でお礼をとも思うものの、従兄の両親の声を聞いたら彼らを責めてしまいそうな自分がいて、心をこめて描いた絵手紙に、定型文のお礼の言葉をなんとか書いて送ることだけができました。

そこは母の実家。婿入りをし、その後、後妻をとるという複雑な曾祖父から始まった家。農地解放で土地をもらわない決断をした私の祖父のもと、貧乏な農家の末娘として育った母。自死を遂げたらしい弟を持つ祖父たちが苦労して開墾し土地を広げたという。その最中に祖母が脳梗塞で倒れたというが、それは母が高校進学を夢見ていたころのこと。母は半身不随の祖母を心の支えに、社会人の兄姉をたより、7人兄妹で一人だけ高校へ通ったという。

そんな母の娘である私は、高校で不登校になりました。


農薬を含んで自死をとげた従兄は、この家のあととり。
嫁姑の間にはさまれ、離婚、小さな男の子と猫はお嫁さんだったかたの家へ。

その結婚。私が初めて出席した結婚式でした。恋敵でもあったお嫁さん、それでも従兄の幸せを心から願って、私は花嫁のお手伝いの役をしたのです。

そんな経験をした私は、結婚しても式は挙げませんでした。男の子の親になり、ものすごく辛い状態に陥りました。私が少しずつ回復し、息子が思春期になる今、猫を飼っています。


そして、猫が御縁で先日こんなことがありました。

娘さんを突然に亡くされたばかりの高齢の女性の話がとある定期的なWSの会場でシェアされ、その場でお弔いの時間を取ったのです。私にとっては、30年近く一人で抱えていた想いを、彼女を通して分かち合える場に参加できたわけなのです。

WSの後の交流会で、場違いと申し訳ないとおっしゃる彼女に声を掛け、やっと皆さんと一緒に従兄のことで泣くことができたことに感謝していると伝えたのです。

その後、娘さんの飼い猫の行く先に困っているというので、姑に仲介することに。

今、双方の調整をしているのです。

まだまだ、気持ちが揺れる可能性のある状態と感じ、受け入れる意思はつたえたものの、引き取りをあとに伸ばして様子を見ているところです。

彼女には発達障害の息子さんもいらっしゃるとのこと、abeさんのサイトを参考に、相手にご負担のかからない接し方を学んで行こうと思います。

美優 2009年11月28日 09時06分 [削除]

美優さんへ


コメント大切に読ませて頂きました。
東京での西尾WSに参加できてよかったですね!
しかも
とても深いワークが偶然(必然だけど)出来たとの事
読んで鳥肌が立ちました。

WSはこういう意味のある偶然がよく起こると言われています。
まぁ偶然のようで必然なのだそうです。
不思議ですね。

何かあると不安になったり疑心暗鬼になったりするのは
確かに自死遺族には起こっても不思議ではない状態の一つですね。
とはいえ
トラウマの後遺症としては起こっても当然の状態ですからね。
また、自死遺族に限ったことでもなさそうです。

色々なことを一つ一つ丁寧に向き合い
考えながら行動を選択されている様子が文面から伝わりました。

遠くからですが応援しています。

来年もよろしくお願いいたします。(もう12月になりますね〜)

abe 2009年11月30日 21時27分 [削除]

ゆかり先生、みなさん、今年もよろしくお願い致します。

この間、子供の冬休み中の作品を作るための本を借りようと図書館に出かけました。

そこで、このトピックで紹介されている本「自殺って言えなかった」を偶然見つけ、借りてきました。前々からここでこの本の存在を知っていたので、いつか読んでみようと思っていました。

図書館にあるとは考えていなかったので、その時は探していたわけでもなかったのに、チラッと見た本棚にあったこの本の表紙が目に入り、あれっ?と思いました。何だか引き寄せられたような気がします。

借りてさっそく読んでみましたが、この本の中に、たくさんの「私」がいる!と思いました。私が味わってきたものが書かれていました。さらに、同じように遺族である私から見ても、「そんな!!」と思わず声に出してしまうような凄惨な体験も綴られていました。

そして、みんな同じように「語る場」がなく、言いたい、でも言えない・・・という葛藤の中に身を置いていたという現実がそこにありました。

私も父親を自死で亡くし、FCCNに繋がるまでの約9年の間、ほとんど語ることが出来ませんでした。そういった中で、父を助けられなかった自分をずっと責め続けていました。

カウンセリングを受けるという選択をしたことで、やっと「語る場」と語れる「仲間」に出会うことが出来ました。そして、そこで語っていくことで、いつの間にか父に対する自責の念が晴れていることに気づきました。

この本を読んで、自分の経験とも合わせて、やはり安全な場で仲間に出会い語ること、それを受け止めてもらえることが、どれだけ人に力を与えてくれるかを改めて感じました。

この道東の地に、「語れる場」を作って下さったゆかり先生の功績は本当に大きいと思います。もっともっと、こうしたケアを受けるということが広がってほしいと思います。

そして自分もいつか、同じ苦しみを抱えた人達の力になれたらと思っています。



2010年01月19日 02時31分 [削除]

Rさんへ

おはようございます
コメント大切に読ませて頂きました。

図書館で運命的な出会いをされたようですね
本に呼ばれたって感じですね。

この本、読んで頂けて嬉しいです
でしょでしょ!!自分の事が書いてあるでしょ!!
私も数年前に読んで、その中に自分を見つけて安心しました。
同時に気付かされて胸が痛かった部分もありました
読んで自分の形の無いものが言葉にしてあって号泣した部分もあります。
あとRさんが書かれていたように、想像を絶する様な現実もそこにはありましたよね。

私が自分の著書を出そうと思えたのもこれらの本からの力もあります。

自殺の遺族の方々が語る場、聴いてもらえる場があることは本当に大切なポイントですよね

今自殺遺族ケア全国ネットでは日本各地で活動されている方々が集まって研修などをしているのですが
遺族の方が自分たちの出来ることから活動をされていらっしゃることが分かります。
専門的なケアを行っている所はほんの数か所であとは当人が行っている所です。
どちらも必要な場所ですよね。

中には、参加したことで更に傷が深くなってしまったという意見も多く聴きます。
そういった意見を参考にしながら
何がそこで起こったのか、どういうことが傷を深めるのかなど学びになります。

しかし適切な場所、適切なケアをしている所で語ることが出来た時
仲間を得た時、悲しみや怒りなどトラウマから逃げずに向き合い、責任を持って自分を癒していき、学びや癒しに自己投資していく時
気がついたた自責の念が緩和されていることが多くあると思います。

今でも、専門の仕事をしていて自殺の問題を語ろうとして抑えられる事があります。
講演に呼んで下さっているのに
強烈なのはやめて欲しいとか
深い話しはやめてサラリとした話しにしてほしいとか
自殺ということは強烈すぎるとか
そこに自殺やうつが実際に存在していてもそういう姿勢とはよく合います。
これじゃ益々、遺族は語れなくなるでしょうね。
大人も大変ですが、説明もフォローもない子供たちはいったいどうしたらいいのでしょうね。

まだまだ抵抗にある世の中ですので遺族のケアの問題に真正面から向き合っていくと
大変な苦労などもあります
でもRさんも私同様、その現実を知りつつ
また自分が苦しんだ経験と楽になっていった経験の両方を持っていることで
説得力が増すと思います。
どこかで何らかの形でかかわっていけると嬉しいです。

親が自殺で亡くなり、学校に行けなくなる子供たちがあとを絶ちません。
そんな悲しいことはありませんよね
親が自殺しただけで絶望的な悲しみや怒りを封印させられるというのに
将来の夢まで断たれるなんて悲しすぎます。
私は今あしなが育英会にも寄付し続けていますが時々来る子供たちからのハガキがとても嬉しいものになっています。
もちろん私宛てとして書いたわけではなく、子供たちがあしながさん宛てに書いたものの中から私にたまたま配布されたものですけどね。
でも先日は返事を書きました。
実はたまたま将来心理のケアの仕事に興味があると書かれてあり、残された親やきょうだいにも心の病があると書かれてあったからです。
私の様にどん底でも専門家を目指して今があることを知って自分の夢も叶うことを知って欲しかったからです。

今後私は映画関連も手掛けて収益全て親の居ない子供の学費寄付に回す計画も企てています。
大きな金額を寄付したいですからね。今では雀の涙程度ですから。
子供たちには行き当りません。
夢を大きく持っていきたいです。
一緒に何かやっていけるといいですね。

abe 2010年01月19日 09時43分 [削除]

ゆかり先生、お返事のコメントありがとうございました。

遺族のケアの問題に向き合う時、様々な抵抗があるのですね。それほど世の中にとって自殺ということは、強烈な出来事と捉えられているのですね。

そういう現実があるからこそ、声を出せる人が声を出していくということがとても重要なことなのかなと感じました。

私の場合は、父が亡くなったのが自分がもう成人してからだったため、経済的な面では大きく変わったということはなかったので、「あしなが育英会」について今までほとんど知識がありませんでした。

この本を読んだことによって、まだこれから学校へ通いたいという遺児の方の生の声に触れて、その大変な、悲しい現実を思い知りました。

だけど、そういったことと共に「あしなが育英会」が発足した経緯についても書かれていて、その経緯を知って、とても感動しました。

私は今自分が置かれている状況から、何かしたいという思いはありつつも、自分に一体何が出来るだろう、自分には何かしようなんて無理なんじゃないかという思いもあり、半ばあきらめているようなところもありました。

でもこの本を読んで、自分よりもずっと若くして親を亡くし、辛い状況に追い込まれながらもあきらめずに、自分のことだけではなく、後から続く人達のために頑張っている遺族の方達がいるという事を知り、自分も今は出来なくても、いつか少しでもいいから何かしたいという気持ちを持ち続けたいと思いました。


一緒に何かやっていけるといいですねと言っていただけること、とても嬉しく、ありがたく思います。
私もあきらめず、夢を大きくもっていきたいと思います。

R 2010年01月21日 01時09分 [削除]

Rさんへ


コメントありがとうございます
今日はこれから地方勤務に泊りで出かける阿部です。

親を亡くした年齢が成人であったということと
子供(学生)だったということでは
確かに進路についての弊害の違いは若干あるかもしれませんね
Rさんは著書を読まれたことで子供たちの悲痛な経験や思いを知ることが出来たとの事
とても大切なことですよね。

アメリカのオレゴンにあるダギーセンターという所では
親を亡くした子供のグループケアを行っているのですが
そこでは自殺で親を亡くした子供の為のワークブックもあるんですよ。
英語ですが簡単な英語なので私は読めました。
オレゴンのホテルで一人でベットの上で泣きながら読みました。
子供たちが書いた絵やコメントなども載っていて
書き込みが出来るようになっているのです
私はその日本語版を出したいなと思っています
翻訳として出すのか
新たな日本のもので作るのかはまだ決めていませんがやろうと思っています。
自殺の遺児の為の絵本も準備中です。

ダギーセンターに来ている子供たちのコメントがあるDVDも持っているのですが
これまた強烈に私の胸を打ちました。
私は自分の事になると「割引」が起こり
自分の経験はそんなにたいした事はない、他の人の方がもっと辛いなんて
すっとぼけた事を本気で感じてしまう傾向があるのですが
そこに出てくる子供たちの親の自殺に対するコメント映像を見ていると
もの凄い勢いで涙がナイアガラになりました
そして気付いたのです。
その子の中に自分を見ていると・・・
その子を通して涙を流せたこと
親を自殺で亡くすことの辛さと痛さを再確認させてもらった経験でした。
DVDは持っているので機会があったら見ますか?
お貸しいたしますよ。
短い映像ですが覚悟して下さい(^^;;)

それを見るとますます何か出来ることを見つけたくなるかもしれませんね。

あと
実は今年からでもSTOP THE SUISIDE(自殺)
というキャンペーンを立ち上げようと思っています。

母の自殺を止められなかった私は心のケアに繋がるまで
自分を責め続けてきました。
でもケアする様になってから自責の念がかなり薄くなり
母の死の背景も現実も受け止められる様になったばかりではなく
自分の自殺を止めることに成功していたのです。
自殺は親族内に連鎖することが研究で言われています。
私も同感です。

でも自分のケアをすることで
癒しも起こり、自責の念も軽くなり
そして何より自分自身や子供たちへの連鎖を食い止められていくということは
多く起こると思っています。

なのでこのSTOP THE SUISIDE(自殺)というキャンペーンは
自分自身の自殺を止めていくことがメインです。
人の自殺は止められませんから。
でも、自分のトラウマを癒すことで未来に希望が持てたり
勇気が出たりすることはあるわけですから、相手の自殺は直接止めることが出来なくても
自分をケアするということを伝えていくことや
機能不全家族の影響があることを伝えていくことで
相手の自殺を間接的に止めていくことが出来る可能性があるのではないかと思っています。
そういった意味でのSTOP THE SUISIDE(自殺)です。
SUISIDE(スゥイサイドゥ)と読みます。

昨年は出来なかった全国に向けての自死遺族の立場での講演会も
今年からボチボチやっていけたらと思っています。

そのキャンペーンにはTシャツなども作ろうと思っていますし
著書も会場で売り、子供たちの寄付金もねん出していけたらと思っています。
また遺族の方の一人でも勇気を持って自分をケアしていくということの情報を知ってもらいたいと思っています。
それを選択するかどうかは相手にお任せします。

そのキャンペーンには力を貸して頂けるととても嬉しいです。
色々詳細が決まったら連絡させて頂きますね。

abe 2010年01月21日 08時55分 [削除]

こんばんは。
こちらの記事の、ゆかり先生のコメントに出会えたことを、いまとても嬉しく思っています。

たまたま「過去の記事を読んでみよう」と、古いほうから順に見ていたら、STOP THE SUISIDE が目に留まりました。
それも、「自分自身の自殺を止めることがメイン」とのこと。

私も、カウンセリングや学びによって希死念慮とサヨナラできた現在、「自分の自殺を止める」ことに強い思い入れを抱くようになりました。

人の自殺を止めようとする ということは、その人をコントロールしようとすることでもあり、「そりゃできないよ」と思います。

でも、
回復過程の先を行く方の体験を伝えたり、
ケアの助けとなる方法や、機関・場所の情報を提供することで、
それを聞いたり見たりした誰かが、気付きを得るかもしれない。
ヒントを見つけるかもしれない。
そう、思うのです。

とても素敵なキャンペーンだと思います。
もし、私にも出来ることがあるなら、是非 応援&参加をさせていただきたいです。

meg 2010年06月09日 20時40分 [削除]

megさんへ


コメント嬉しく拝見させて頂きました。
こうして過去の記事を読んで頂けた上にコメントを頂けるのはとてもありがたいことです。

キャンペーンの趣旨「自分自身の自殺を止める」というポイントを理解して頂けて嬉しいです。

相手の自殺を止めることは出来ないという現実を知って頂けるのは
とても意味があることだと私は思っています。
私の著書の中にも書かせて頂いていますが
どんなに密着していても死なれたケースを山ほど知っています。

自殺の問題が起こると周りの者が
揃いもそろって「自分を責める」という状態になるのは当然の事ですので
人がコントロールできるのは「自分の事だけ」なのだという現状を知って
相手の自殺を止めることは出来なくても自分の自殺は止める事ができるということを
知って欲しいと思っています。

megさんも私同様
ご自身に自殺願望を持っていた過去があり
そして今は生きようと思えた現状があるということですもんね。

人々に何かを伝えることが出来る
私もそう思っています。

全ての人を救うことは幻想ですが
一人でも多くの人の心に
「ノンフィクション」の実話として
私たちの経験をシェアしていけるのは
大きな大きな意味を持つと私は思っています。

まだま〜だ草の根的な運動でありますが
今回北海道新聞の全道版に掲載されたことで
私の活動全般を少し全道の方に知って頂けたかもしれません。
こうして少しづつ色々な方々のサポートを得ながら
草の根的に自殺問題へ何かしらの貢献が出来たらこんな嬉しいことはありません。

FCCNに関わって下さっている中で
この考えに賛同して頂ける方々の力をお借りして
少しづつ何か出来ることからやっていけたらと思っています。
力を貸して頂けるとのこと
本当に心強いです。
嬉しいです。
草の根的な運動は、結構孤独ですから・・。本当にありがとうございます。

通常のカウンセリングの他
ワークショップに
教育活動に
法人準備に
研修に
会員制度の設定に
来年の計画に
クリニック併設への準備に
その資金繰りにと
なんだかんだバタバタバタバタの私ですが
優先順位でひとつひとつこなしていますので
お力を借りる際には遠慮なく甘えさせて頂きますね。
その時にはよろしくお願いいたします。

abe 2010年06月10日 23時17分 [削除]

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